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ひとりシニア 日々の思いを綴ります。

いくつになっても こころは老いず そんな人に会った。

2015空

玄関を出たら この空でした。もっと 青空 広がって。

さて 昨日は 東京へ。弦楽アンサンブルのコンサート サントリーホールです。演奏するのは 『石田組』というユニット。

石田組公演ポスター

○○組と命名されると そちらの世界を想像してしまいます。でも もちろん その筋の人たちではありません。石田組の組長である 石田泰尚さんは 神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターをつとめるヴァイオリニスト。この方の キャラが 組長キャラなのです。強面の顔に それらしいファッション その仕草。ヴァイオリンを持たずに その辺を歩いていたら 間違えられるかもしれません。でも その演奏は 時に重厚で 時に激しく 時に優しく 時に繊細で もう自由自在。とっても素敵です。

その石田さんが中心となってつくったのが 男性13人の『石田組』。 バイオリン ヴィオラ チェロ コントラバスという四重奏のグループで メンバーは それぞれに活躍の場を持っているようです。

観客は サントリーホールを ほぼ埋め尽くしていました。さて その演奏は・・・安易な言葉では語れないほど こころを揺さぶられました。クラシックの曲がメインですが 映画音楽あり ポップあり ロックあり。様々にアレンジしてあって 素晴らしい演奏。笑いの起こる演出も持ち味みたいで 観客は 拍手喝采です。

わたしは くやしいかな 音楽を語る言葉がないので 感動を伝えられません。なので ご興味のある方は この演奏を見てね。2分55秒。石田さんのトークも ちょこっと入っています。



それでね もうひとつ 書きたいことがあるんです。それは 隣席に座ったひとのこと。

コンサートなどで 一枚だけチケットを買うと 隣の席のひとも ひとりで来ている・・・というようなことが多いのですが 昨日も 隣席のひとはひとりで来ていたようです。高齢の女性でした。80歳はとうに過ぎているように見えます。80代半ば?わたしは 端っこの席だったので 隣は彼女しかいません。座席に着こうとする時には すでに彼女が座っていたので 一礼して 自分の席に座りました。彼女もぴょこんと頭を下げて 「どうぞ」という感じでした。膝の上に リュックサックをおいていて それが 黒地にピンクの水玉模様。髪は真っ白で ベリーショート。薄く化粧をしているようにも見えました。

わたしは 彼女が 自分の母に似ているような気がして親しみを感じてしまい 声をかけたいなと 一瞬思いました。 でも リュックを胸のところにしっかり抱いている。どことなく緊張しているのかしら。見ず知らずの人だから 声をかけるのも変ですし 始まる前は お互い 黙って座っていました。

なぜ 母に似ていると思ったのかというと ショートの髪と横顔。それと年齢。あとは どことなく醸し出されている雰囲気のようなもの。偶然 そういうひとが隣に座ったということです。

演奏が始まると 一気に 石田組の音楽に引き込まれていきました。隣にいる彼女の興奮も伝わってきます。。

前半が終わり 20分間の休憩。わたしは トイレに立ったのですが 彼女が どうしていたかは不明。混んでいるトイレから戻った時に 彼女は すでに着席していました。リュックサックは 足元に置いたらしく 膝の上にはありません。彼女も やっとリラックスしてきたのかしら。休憩の残り時間は 5分間ほど。

わたしが着席すると 彼女が 「初めてですか?」と わたしに聞いたのです。「初めてなんですよ」と顔を 彼女の方に向けました。すると 「わたしも こんな大きいコンサートは初めてなんです。でも 以前から 石田さんのことは知っていたんですよ。神奈川フィルのコンサートマスターだから。一度だけ ソロで弾くのを聴いたことがあるんですが もう感動してしまって。素晴らしいですよね 楽しいし」と。神奈川フィルのことが出たので 「神奈川からいらしたんですか?」ときくと 「いいえ 千葉の浦安なんです」と。

そんなやりとりをしていると 会場が次第に暗くなり まわりもし~んとしてきたので ふたりは 舞台の方を向きました。

幾たびかのカーテンコールの時 演奏者が出てきては 何度も 演奏してくれました。彼女 「何度も出てきてくれて 疲れるでしょうね」とつぶやいたので わたしも 「そうですね」と答えながら 拍手を送る 彼女の手に目がいきました。ちょっと節くれだったようなところもあるし 確かに老女の手ではある。でも その手は 長い長い人生を送ってきた素敵な手だなと思いました。だって 感動の拍手を送る手です 演奏者を励ます手です。
 
そして すべての演奏が終わって 席をたったわけですが 彼女は ほんとうに小柄なひとでした。水玉のリュックが重たくないかしらと 心配になりそうな 華奢なひと。おまけに 傘をもっています。でも 背筋が伸びて 足取りは軽そうでした。ホールの廊下に出て 人ごみの中で わたしたちは 別れました。彼女は 「それじゃあ ごめん下さい」わたしは 「お気をつけて」と告げました。水玉のリュックを背負った後ろ姿に お辞儀をしたくなりました。軽く 一礼。

まさしく 一期一会。

隣席になったご縁で 三言四言ほど交わしただけですが わたしは 彼女のようになりたいなと思いました。年齢も知らず その他のことも ほとんどわからない相手でしたが いくつになっても 心は老いず。そんなひとに思えたのです。会いたかった人に会いに来て その演奏を聴いて 拍手をいっぱいして 帰っていく。そんな姿が こころに残ったという次第です。

いくつになっても かなりの歳を経ても こころは 老いたくない。好奇心をもって暮らしていきたいです。感動する心を大切にして 時には 彼女のように 出かけていきたい。電車に乗って あるいは バスに乗って。それができるためには ほどほどに健康でいないとなぁ。

黄色のホトトギス

写真は 植物公園で撮ったホトトギス。黄色いホトトギスもあるんですね。花言葉は 『永遠の若さ』 

いくつになっても こころは老いず。

いつまでも 若きこころでいたいなぁ。からだが老いても こころだけは。

        

今日も 読んでくださってありがとうございます。
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