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ひとりシニア 日々の思いを綴ります。

早朝の ふたり連れ。

今朝は 5時半に 朝歩きをスタート。どうしたの。そんな早くに歩き出すなんて。

というのは 昨日の勤務先でのこと。エレベーターを使わずに 階段で上がろうとしたら 一階分上がっただけで 足が重くなり やっとこさっとこ 3階までたどり着く始末。ウォーキングをさぼっていたからなぁと 反省した次第。

それにしても 『そんな早い時刻に行かなくてもいいんじゃないの。頑張りすぎると続かないぞ』と こころの声はしたのだが 思い立ったが吉日。降りだしそうな雨模様にも臆せず 傘をもって出かけた。

家の近くの田圃道コース。たった15分だけ。あっちをみたり こっちをみたりのウォーキングもどきだが やらないよりはいいでしょというところ。

稲穂も 少し色づいてきている。来月は 稲刈りシーズン。季節は とんとんと移り変わっているのだよ。

8月下旬の稲穂

まわりを見渡して 歩いているのは わたしだけ・・・いや 違う。遠い先から 歩いてくるふたり連れが見えた。もしや あのご夫婦(シニア)かもしれない。

そのふたり わたしの知り合いではない。顔も よく見たことはなかった。我が家の前は 細い市道なのだが 時々 歩いているふたりの姿を見かけた。わたしが この土地に暮らすようになってから 15年。その間ずっと 彼らはウォーキングを続けているようだ。ある時は 朝わたしが雨戸をあけたら その姿が目に入ってきたことがある。こちらは 起きたての顔で 髪は乱れ パジャマ姿。『あらま どうしよう』と思ったが 彼らは こちらを見ず 黙って通り過ぎただけ。知り合いでもないのだし 雨戸をあける音が聞こえたからといって あえて こちらを見ようはずもない。横顔が ちらっと見えただけ。帽子をかぶっているし どのような顔の人なのかまではわからない。

ある時は 後ろ姿 ある時は 遠くを歩いている姿。いつも ピタッと並んで 歩いている。歩幅も同じ? お互いが お互いに合わせているの? 速度は同じ。

今朝は そのふたりが 向こうから歩いてくるのだから 妙にドキドキしてしまった。だんだん近づいてきて やがて すれ違うことになる。もしかして 初めて顔を合わせるのだ 正面で。どんな人達なのだろう。どんな顔をしているのだろう。

『挨拶してみようかな』と思った。家の周りを歩いている時は 知り合いでなかったとしても 挨拶を交わすことが多い。たいがい 目線をあげている人だったら 挨拶を拒まない。そんな挨拶をしたくない人は 必ずといっていいほど 目線をさげてすれ違うから こちらもあえて 声をかけないことがある。会釈だけする。相手に見えなくてもいいから ちょこんとね。

さて わたしと彼らの距離は だんだん狭まってくる。はたして 彼らは 目線をあげて 前方を見ているようだ。どんどん近づきあって すれ違う時 ほぼ同時に 3人とも 「おはようございます」と かすかな声で 挨拶を交わした。相手は ふたりなので 両方の顔を しっかりみることできない。フォーカスしたのは 女性の方 つまり 奥さん。60代後半~70代前半だろうか。上品で穏やかな ちょっと微笑んだような表情だった。ご主人の顔は 視界の端に残っているだけで その雰囲気はわからない。どちらからともなく 挨拶の言葉をかけあって 通り過ぎたふたり。わたしは その後ろ姿を ふりかえって見つめた。

15年間 どんな人だろうと興味をもっていた相手の顔を 初めて 見ることができたから なんとなく感慨深かった。余裕があったら ご主人の顔も見られたかもしれないが それはできなかった。ほんとに一瞬の出来事だもの。すれ違うだけで 立ち止まりもしない状況だから仕方がない。

後ろ姿を見ながら 思った。日々の日課を ご夫婦そろって続けられるとは なんと幸せな方達だろう。同じ道を 毎日毎日 ウォーキング 並んで歩いてきた ふたり。

『星の王子様』を書いた サン=テグジュペリの 『愛とは お互い見つめあうことではなく 共に同じ方向を見つめることである』という言葉を思い出した。恋愛期間は お互いを見つめ合っている。確かにそうだ。でも 結婚という 愛の形の中では ふたり一緒に 同じ方向を見ることができたら 幸せだろうなと思う。夫婦といえども それぞれ 個の人格があり 固有の生き方もある。そんなふたりが それぞれ 自由なことを考えたり 行動していたりしても 究極は 同じ方向に向かって生きることができれば 最後の最後には 幸せな終着点にたどりつくことができるのかもしれない。・・・と こんなことを思ったが わたしの結婚生活は 夫の死でたった12年で終わっている。12年間 ふたりで同じ方向を向いてきたかしらと振り返ると わからない わからない わからない。こんなわたしに 夫婦論は述べられないね。夫婦って 長く連れ添わないと 本当のところはわからないだろうとも思うから。

ともかくも あのご夫婦 同じ方向を見て ウォーキングをしているのは 確か。前を見なきゃ 進めないもの。ふたり並んで歩いていく そのことが大事なのかもしれない。大切な ふたりの時間。それは 間違いないように思う。

道端のむくげ
 道の途中に咲いていた ムクゲの花

いいね。ふたりの時間。

わたしは ひとりの時間しかもてないけれど こころの内には いるよ 相棒。
今は 声なきひとだけれど 12年間一緒だった 大切な相棒が。

久しぶりに 朝歩きをしたら 愛について 考えた。やっぱり いいね。歩くって。

      🌻

今日も読んでくださって ありがとうございます(^^)/
では また 明日。。。

    keme.

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