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60代を生きる。ひとりもの&ひとり暮らしの 日々の思いを綴ります。

コロナ禍での再会は 30分だけ。

CATEGORYくらし
猛暑の中 ほんの少しずつ 秋の気配が漂い始めています。この花が咲くと 秋って感じ。秋海棠(しゅうかいどう)。

おはよう秋海棠

お盆の最終日は 義姉(トモコさん)宅へ。

目的は ふたつ。

まず ひとつは 盆棚に供えた 精霊馬(ナスの牛とキュウリの馬)をもって お墓参りをすること。

例年 トモコさんにお任せしている行事だけど 今年は 一緒に行くことにしました。盆中は 義姉宅に行かず ゆっくりしていたので それぐらいはやろうかなと思ったの。

朝早く家を出て 途中で トモコさんを乗せる。ふたりそろって 墓参するのは珍しい。お線香の煙に包まれて 牛さん馬さんを見ながら トモコさん「送り盆は 寂しくなるね」と。

お参りを済ませたあとは また 義姉宅へ。ふだんなら 少しおしゃべりして お暇するのだけど …。

ここで もうひとつの目的あり。

それは 午前中に帰省するという 甥っ子家族に会うこと。

トモコさんには 娘がひとり 息子がひとり。姪っ子は 近くに嫁いでいるので わたしも 時々 顔を合わせます。

甥っ子は 他県に住んでいます。5月の連休 盆と正月には 欠かさず帰省していたので わたしも たまに会うことができました。

コロナ禍になってからは 自粛生活になり 事情が変わる。とはいえ 彼らは 年に一度ぐらいは 帰省していました。ただし 以前のように 泊まってはいかず とんぼ返り。 

そういうなかでもタイミングが合えば 会えないことはなかった。甥っ子が帰ってきている時に わたしが 義姉宅に行けばいいのです。

でも 普段会わない人との接触には 二の足を踏んでいた。お互い 感染していて うつしたり うつされたり。そういうことにはなりたくなかったわけ。甥っ子達に会いたい気もちは やまやまだったけど。

それなのに 今回は 会うことにしたんです。

なぜかというと トモコさんが こんな電話をくれたから。「〇〇(甥の名)が 16日にくるっていうんだけど 『kemeおばさん 俺たちと会って大丈夫かな』って 心配してるのよ」と。

彼女は 「その日は kemeちゃんも来るよ」と 甥っ子に話したのでしょう。行動制限のない状況とはいえ 感染者数の多い地域から出向いてくることを 彼も 少なからず 気になったのかもしれません。

それにね。甥っ子家族 実は 7月に コロナに感染していたんです。

甥っ子には 息子がふたり。高校生の次男が感染したことで 家族は濃厚接触者として 自宅待機。そうしているうちに 家族全員が病者となりました。幸いなことに 軽症のまま 自宅療養。7月下旬までには すっかり元通りの生活ができるようになったようです。

そんなこともあったので 「そんな俺たちに 会ってもいいの?」という意味合いのことを 話したのでしょうね。

トモコさんと電話で話しながら 答えました。「大丈夫だよ 会うよ。でも 少しだけおしゃべりして 短時間でお暇するようにしようかな。マスクもつけて わたしは 飲んだり食べたりしないようにするけど いい?」

トモコさん「kemeちゃんが それでいいなら いいよ。『ずっと kemeおばさんと会ってないなぁ』って言ってるから あの子も会いたいんだと思うよ」と。ニクイことを言ってくれるわね おねえさん。そんなことを言われたら 何が何でも 会いに行くよ。

ちなみに 甥っ子は 「感染して治ったんだから いちおう 抗体ができてるんじゃないのかな。だから 俺たち 感染はしていないと思うよ」と 言っていたそうです。

確かに そうかもしれない。感染から回復すると 抗体ができて 数ケ月は維持されるらしい。彼らからうつる あるいは わたし(もし 無症状で感染しているとした場合)からうつすというリスクは 少ないかも。さりとて 100%安全な状態というわけではない。油断せずに 感染予防しっかりね。

それにしても アタマでは 「リスクは少ないだろう」と考えていても ココロは ちょっと ドキドキでした。こんな時って 理屈じゃないのよ。ちょっと こわごわしながら 会うようで 16日になるのが 楽しみなような 怖いような 複雑な気もちでした。

さて 

義姉とおしゃべりしながら待っていて 午前10時。やってきました 甥っ子ファミリー。大学生の長男は アルバイトで来ず。3人で どやどやとやってきた。目を見張ったのは 次男くん(高2)の身長。185cmとは 見ない間に ずいぶん伸びたこと。

コロナ感染については 次男くんが 「僕が 一番辛かった」と。40度の熱が出たそうです。甥っ子は 「インフルエンザで寝込んだ時のほうが辛かった」といい その妻Aちゃんは 「熱は 38度ぐらいだったけど 熱が下がってから 味覚障害になった」という。

ともかく ちゃんと治って こうして無事でいられるのだもの。それが なにより ありがたい。

彼らは お茶を飲んだり お菓子を食べたりする時だけは 一瞬 マスクを外したけど おしゃべりするときは マスクをつけていた。老女を気遣ってくれてるんだなと感じました。

ところで わたしは 彼らへのお土産(お菓子)と 子どもたちへのおこづかいを持参していました。ほんの気もちだけ…。

次男くんに 「これ使ってね 少しだけど」と クオカード(3000円分)を渡したら 「ありがとう」って 弾けたような笑顔になった。

母のAちゃん「あら~ すみません。ありがとうございます。お小遣いの金額を値上げしてって言ってるから さっそく 使っちゃうかもしれません」 

お礼の言葉に 恐縮しちゃう。わたしがお金持ちだったら もうちょっと あげたいとこだけど とりあえず 精一杯の気もち。。。

そんなやりとりをしながら 30分ぐらい経ったところで 「じゃあ そろそろ 失礼するね。帰り(車で3~4時間)も 気をつけてね」と 席を立ちました。


お盆様をお送りして ふっと寂しくなったというトモコさん。ちょいと遠方から訪れた息子ファミリーとの大切な時間を ほんのちょっとだけ わたしもいただいて… ふわっと こころが温もりました。

コロナ禍での再会は ほんのつかのま。

少ない時間だったけど 独り者の叔母としては 尊い時間。彼らに 元気をもらっちゃいました。

次は マスクを外して 会いたいものですねぇ。


おつきあい下さって ありがとう(*^^*)

ありがとう💗0817

ご訪問に 感謝いたします。

Hava a nice day

      keme
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