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60代を生きる。ひとりもの&ひとり暮らしの 日々の思いを綴ります。

今は亡き母にねだった 最大のお願い事…。

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今は亡き 母のこと。

greeting水色のアサガオa

水色のアサガオ。

8年前の夏 母は この花の咲くのを 楽しみにしていました。6月ごろ あらたに購入した種を 我が家の庭にまいたのでした。

そのころの約2年間 母(当時 86歳~88歳)は ひとり暮らしをしていた実家を離れ わたしと暮らしていました。

同居することになったきっかけは 母が 微小脳梗塞で 2週間ほど入院したことでした。後遺症は全く見られなかったものの 医師から 「お元気そうに見えても おかあさんのお身体は 年相応。いつまた 脳梗塞などが起こるかもしれない。できれば 見守りが必要でしょう」と告げられたわたしは 母を説得し 我が家に来てもらったんです。

説得というよりは お願いといったほうがいいかしら。母は できる限り 自分の家で 誰の世話にもならずに暮らしていたかったようです。微小脳梗塞になるまでは ほどほどに健康な状態(血圧の薬を服用するぐらい)が続いていたので 「子供たちに迷惑をかけずに ここでずっと暮らしていきたい」というようなことを 日ごろから 口にしていました。

そんな母の気もちを想えば わたしが 実家に通って 母を見守るということも考えましたが 車で15分ほどの距離とはいえ 毎日 足しげく通うことは なかなか難しい。仕事をやめるわけにはいかなかったから 時間的な余裕がありませんでした。

今になって思うと できるだけの時間を 母のそばにいて わたし自身が 安心したかったんです。だから 母にお願いしました。「どうか わたしの家にきてほしい」と。これまでの人生において わたしが母にねだった 最大のお願い事だったかも。できれば 自分の家で暮らしたいと望んだ母を わたしの家に来させることになったのだから。入院して 健康への不安が増していた母にしてみたら 娘のわがままにつき合わざるを得なかったのかもしれません。「老いては 子に従えっていう言葉もあるからね」と ため息をつきながら…。

次兄や義姉にも 相談しました。特に 義姉は 長兄亡き後も 「お義母さん。ひとり暮らしが寂しくなったら いつでも うちに来てください」と言ってくれていたので 彼女の思いを踏みにじるような 勝手なことをしてはいけないとも 思いました。義姉が 本気で母と暮らそうと思っていたかどうかは わからない。でも 言葉だけにしても そのように言ってもらえることが ありがたかったの。

「母と暮らしたい」という申し出に 「お義母さんもkemeちゃんも それでいいなら…」と 言ってくれた義姉。婿入りしていた次兄も 「そうしてくれたら おふくろも安心だろう」と言ってくれて 誰に気兼ねすることもなく 母とわたしの暮らしが始まったのでした。

月に何度かは 母を連れて 実家に行き 家の中を片付けたり 畑で野菜を育てたり。時には 近所の 懐かしいお友達とお茶を飲んだり。母を 我が家に連れてきてしまったわたしの せめてもの 罪滅ぼしでした。

この家から デイサービスにも 行きました。施設からの迎えの車を待ちながら 仕事に行くわたしを見送ってくれたこともあり デイーサービスから戻ってきた母を わたしが出迎えたこともある。ふたり暮らしの いろんなシーンがよみがえってきて 今でも 胸が熱くなります。

2013年 その夏。庭に出ては 「あさがおの芽が出たよ」「本葉が出たよ」と 熱心に観察していました。そして 8月3日 突然 帰らぬ人になってしまった。前日の夕方に 脳出血による意識不明になり 翌朝 次兄とわたしに見守られて 88歳の生涯を閉じたのです。あと5日で 89歳のお誕生日を迎えるはずでした。

倒れる日の朝も 一緒に散歩をするほど 元気だった母。アサガオの花を見ることは かなわぬ夢となってしまいました。

そうして 母の葬儀後 数日たってから あさがおは 花開きました。その花が 母の形見のような気がして 以来 毎年 種をまき 花の咲くのを 待っているのです。母が見ることのできなかった花 咲くのを楽しみにしていた花。さよならも言わず 逝ってしまった母が すっと降りてきてくれるような気がして わたしが ここで暮らしている間は この花を絶やしてはいけないという気もちが こみあげてきます。

ここ数年は お盆のころに咲き始めたのですが 今季は 少し早めに種まきをしたので 咲いたのは 8月1日でした。水色のアサガオを見ると 母とお別れした悲しみがよみがえるけれど なんだか あたたかい気もちも あふれてきます。

母への思慕と感謝の思い。いろんな苦労を乗り越えて 明るく生きた その姿を 思い起こしています。母の面影を 水色の花に重ねてみる。きょうは お命日 8月3日。

greeting水色のアサガオ

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どうぞ お健やかに お過ごしくださいますようにHave fun.

では また (^^)/    keme
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